
鶴ヶ島市で創業するなら?空き店舗の補助金・創業支援・融資について
鶴ヶ島市で店舗や事務所を構えて創業する方に向けて、鶴ヶ島市の公式資料で確認できる補助金、創業支援、資金調達の方法を紹介します。補助金だけでなく、創業相談や創業塾、融資制度も含めて、準備の順番を整理しました。
鶴ヶ島市で創業する人が利用できる制度
鶴ヶ島市には、市内の空き店舗を利用して事業を始める創業者を対象にした「鶴ヶ島市市内進出事業者等支援事業補助金」があります。誰でも使える創業補助金ではなく、空き店舗で事業を始めること、特定創業支援等事業による証明を受けていることなど、要綱に定められた条件を満たす必要があります。
この制度を検討する場合は、物件を契約したり工事を始めたりする前に、市の担当課へ相談してください。交付決定前に着手した事業、申請年度内に工事が終わらない事業、国・県・市の別の補助制度を使う事業などは、要綱上の対象外となる場合があります。
空き店舗の改修費・対象経費はいくら補助される?
要綱の別表では、賃貸借契約を結んだ空き店舗で事業を始めるために必要な改修工事について、改修費の2分の1以内、補助限度額40万円、1回限りと定めています。対象になる工事の範囲や、見積書・契約書・写真などの必要書類は、申請前に最新の申請案内で担当課へお問い合わせください。
家賃も補助の対象になる?
同じ制度には、賃貸借契約を結んだ空き店舗の家賃補助もあります。要綱では、敷金・礼金などと消費税・地方消費税を除く賃借料について、2分の1以内、1か月当たり5万円を限度に、連続する12か月以内としています。実際に申請できる期間や提出書類は、契約前に担当課へお問い合わせください。
創業者の主な条件
要綱でいう創業者には、鶴ヶ島市内で事業を開始しようとする人が含まれます。ただし、空き店舗を利用して事業を行うこと、特定創業支援等事業に関する証明を受けていること、個人または法人代表者の所在地で市税等の滞納がないことなどの条件があります。許認可が必要な業種では、許認可を受けていること、または受けることが確実と認められることも確認が必要です。
さらに、空き店舗の所有者との関係、過去に同じ補助金を受けていないこと、同じ場所で2年以上事業を続ける誓約など、共通条件もあります。自分が対象になりそうかは、業種、物件、創業時期を伝えて担当課に相談しましょう。
特定創業支援等事業は補助金とは別の支援です
特定創業支援等事業は、補助金そのものではありません。鶴ヶ島市の創業支援計画では、鶴ヶ島市、鶴ヶ島市商工会、埼玉県産業振興公社、地域金融機関などが連携し、創業相談、創業塾、創業セミナー、資金調達や事業計画づくりの相談を行う体制が示されています。
一定の支援を受けて証明書が発行されると、補助金や融資の申請で必要になることがあります。小規模事業者持続化補助金〈創業型〉を考えている方は、補助金の公募要領だけでなく、鶴ヶ島市で受けられる支援の内容、受講時期、証明書の発行条件も先に担当課へお問い合わせください。
創業融資で補助金以外の資金を用意する
創業時の資金をすべて補助金で用意できるとは限りません。自己資金に加えて、次の方法を組み合わせて資金計画を立てます。
- 鶴ヶ島市の中小企業向け融資あっせん
- 日本政策金融公庫の「新規開業・スタートアップ支援資金」
- 民間金融機関の創業向け融資
- 埼玉県信用保証協会の保証を利用した借入れ
- 親族等からの借入れや出資
鶴ヶ島市の予算資料には、中小企業者・小規模企業者向けの融資あっせんとして、運転資金や設備資金の限度額、融資期間が示されています。ただし、年度や取扱金融機関によって条件が変わることがあるため、現在利用できる制度は市の担当課または取扱金融機関へお問い合わせください。
日本政策金融公庫の新規開業・スタートアップ支援資金は、新たに事業を始める方または事業開始後おおむね7年以内の方が対象で、設備資金と運転資金に利用できます。融資には審査があり、事業計画や必要資金の内訳を説明できるように準備します。
申請と融資の準備
まず、店舗の改修、設備、仕入れ、広告、家賃などを「開業前に必要な費用」と「開業後の運転資金」に分けます。次に、見積書を集め、補助金の対象になりそうな費用と、融資で用意する費用を整理します。補助金は交付決定前の着手が対象外になることがあるため、契約・発注・工事の順番にも注意が必要です。
公式資料と問い合わせ先
募集期間、申請窓口、最新の様式、融資あっせんの条件は変更されることがあります。鶴ヶ島市で創業を考えている方は、契約や工事を始める前に、市の担当課、鶴ヶ島市商工会、または利用を考えている金融機関へお問い合わせください。
鶴ヶ島市の特定創業支援等事業
鶴ヶ島市の創業支援等事業計画に記載されている内容
鶴ヶ島市は、産業競争力強化法に基づく創業支援等事業計画の認定を受けています。中小企業庁の埼玉県一覧に掲載された認定時期は平成28年5月です。
計画概要では、鶴ヶ島市を中心に、創業相談の窓口、創業セミナーや創業塾、事業計画づくり、資金調達、販路開拓、創業後のフォローを組み合わせた支援体制が示されています。どの支援機関がどの役割を担うかは、市町村の計画概要PDFに記載されています。
特定創業支援等事業を受けると何が変わるか
特定創業支援等事業は、経営、財務、人材育成、販路開拓の知識を身につけるために継続して行う支援です。鶴ヶ島市の講座や個別相談を受け、自治体が定める要件を満たした場合は、証明書の交付を受けられる制度があります。この証明書は、会社設立時の登録免許税の軽減、創業関連保証、日本政策金融公庫の「新規開業・スタートアップ支援資金」の特別利率、持続化補助金〈創業型〉の申請要件に関係します。
鶴ヶ島市で創業する人の進め方
- 鶴ヶ島市の創業相談窓口または計画に記載された連携支援機関へ相談する。
- 特定創業支援等事業に該当する創業塾・セミナー・個別相談を受講する。
- 受講後の証明書申請、発行時期、利用できる支援制度を市町村へ申し込む。
- 証明書を使う補助金・融資の公募要領に合わせて、創業計画と資金計画を作成する。
出典:中小企業庁「埼玉県の認定創業支援事業計画一覧」および鶴ヶ島市の計画概要PDF